栃木県医師会塩原温泉病院-県北総合リハビリテーションセンター-

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病院コラムのご案内

脳梗塞回復期患者における塩釜温泉の気泡浴と運動浴を利用したリハビリ療法のADLに対する効果の比較検討

渡渡邉直人1)2)、森山俊男1)、菊地和博1)、増渕正昭1)
栃木県医師会温泉研究所付属塩原病院1)、獨協医大呼吸器・アレルギー内科2)

Comparison of the effect of bubble bath and under water exercise on rehabilitation using Shiogama hot spring for ADL in the convalescent stage of cerebral infarction

Tochigi-ken medical association Balneology institute Shiobara hospital and Department of Medicine and Clinical Immunology Dokkyo University School of Medicine Naoto WATANABE et al.

目的)
 我々は脳梗塞患者の回復期における塩釜温泉(泉質:Na、Ca、塩化物、硫酸塩)浴を利用したリハビリ治療のADLに対する効果を検討した。
対象)
 2001年10月から2004年10月までに当院に入院していた脳梗塞回復期の患者で一般入浴のほぼ自立している者とハバード浴を使用し全介助を要する者を除外した82名(年齢71歳、男性57名、女性25名)。
方法)
 入院カルテによる機能的自立度評価法(FIM)の運動項目に基づき入院時と3ヶ月後の評価を比較検討した。
結果)
 平均値で、食事5.64→6.12、整容4.86→5.81、清式2.43→3.35、更衣上3.12→4.47、更衣下2.81→4.13、トイレ動作3.38→4.69、排尿3.33→4.37、排便4.32→5.44、移乗ではベッド・椅子・車椅子4.17→5.34 、トイレ3.82→5.27、風呂・シャワー2.81→3.65、移動は歩行2.15→3.47、車椅子4.24→5.51へと改善が認められた。車椅子から歩行に移行した者が4名認められた。
考察)
 脳梗塞回復期に塩釜温泉浴を利用したリハビリ治療はFIMを指標とした所ADL向上に有効と考えられた。

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